【4月 7日(木)】

あみちゃんのお父さんから伝えられた、今日のあみちゃんの様子です。

「今日はパパからです。今日も愛美は比較的機嫌よく過ごしました。このままの調子で渡米できれば、と考えています。

さて、今日は昨日のビザ取得のための面接のことを書こうと思います。
朝10:15の面接時刻設定であったため、30分前に最寄の溜池山王駅の13番出口で待ち合わせ、 アメリカ大使館に向かいました。昨日は天気もよく、全日空ホテル横の桜がとてもきれいでした。

集合したメンバーは愛美から見てパパ、ママ、弟のまーくん、おじいちゃん(父方)、
おばあちゃん(父方)、ばばちゃん(母方)の6人。このうち面接を受けるのはパパ、ママ、
おばあちゃん(父方)、ばばちゃん(母方)です。
(おばあちゃん(父方)は緊急時の交代要員であり、愛美の渡米時には同行しません)
おじいちゃん(父方)は大使館に入れない可能性があるまーくんの世話担当として来てくれました。

アメリカ大使館前に着くと、既に30m程度の行列が出来ており、その大半がビザの面接に来られた方々でした。 なかなか列が進まないので見てみると、門の中に入る際に一人一人のカバンの中をチェックし、ポケットの 中身をチェックし、パスポート等の身分証明をチェックし、その上で金属探知機をかけていました。

大使館に入る車についても、門の前に2箇所の大きな車止めがあり、その間に停止させた上で、 トランクだけでなくボンネットも開けてチェックしていました。さらに建物の中に入る際にも全ての 電子機器を一時預け、本人とカバンを金属探知機にかけるという徹底ぶりでした。
9.11以来チェックが厳しくなっていると聞いたことはありましたが、こんなに細かいチェックを実施して いるとは思いませんでした。
(アメリカ大使館に行き慣れている方にとっては『いつものこと』かもしれませんが、 私は初めてだったので…)

建物の中に入ると、広い待合室の先に映画のチケットブースのようなカウンターが10箇所。
うち7箇所が移民でないビザの面接用で、どうもそのカウンター越しに面接をしているようでした。 『面接』と聞くと、面接室に面接官が待っていて、その目の前に座って話をする場面を想像してしまいますが、 その想像は見事に外れました。実際、あれだけの人数の面接をこなすには、そんなことはやっていられないと感じました。

カウンターに呼ばれたのは2回。1回目は左右人差し指の指紋の登録、2回目が領事官による簡単な面接 (4人同時)でした。面接は、英語で実施するのかとドキドキして行ったのですが、第一声は 『おはようございます』! カウンターの中の領事官は日本語が上手で、英語は一言も必要ありませんでした。

面接の内容も、事前に旅行代理店の方に私たちの特殊事情を説明していただいていたので、スムーズにすみました。 領事官から『今の医療はすごいね!がんばってね!』と日本語で声をかけていただきました。 これで面接は終了。敷地に入ってから出るまで約1時間でした。

さて、その間まーくんはというと、おじいちゃん(父方)といっしょに、大使館に入る車を見たり、 喫茶店で休んだりしていたそうです。
まーくんは、久しぶりに両親やたくさんの親戚に会ってゴキゲンでした。
何はともあれ、無事にビザを取得できそうです。大きな目標に向け、また1歩踏み出せた気がしてきました。」


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